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「たしかに」の後には逆説の接続詞が来るのが基本です。本記事ではその理由と論文模試での活用法を解説します。
これは論文の書き方の基本です。読者諸賢よ、想像力を働かせてみてください。常識を働かせてみてください。
例えば、議論の相手が意見を述べるときに「わたしはこう思う」「わたしはこう思う」と一方的に述べられたら、あなたはどう思いますか。
きっと、うんざりすることでしょう。したがって自分が意見を述べるときは相手の言い分にも配慮する必要があるわけです。
「たしかに」あなたの意見はもっともな点があります。「しかし」わたしはこう思います。さように述べれば相手も気分を害することはないでしょう。
もしかすると議論の相手はあなたの意見を受け入れてくれるかも知れません。自分の意見を一方的に主張してもいい結果にはなりません。
自分の意見を文章に書くときも事情は同じです。相手の意見にも触れてあげる、というのが書き方の基本です。このテクニックは論文を書く上で重要な技術です。
わたしはこのホームページ上で「大手予備校のK塾の全統論文模試で全国3位を取った」と記しましたが何のことはない、このテクニックを使っただけなのです。
論文模試で「たしかに」と「しかし」を使って文章を書き上げただけで全国3位です。いかにこのテクニックが受験生に周知されていないかが分かろうというものです。
これは接続語の空欄補充問題でも使える技術です。「たしかに」という言葉が出てきたら次の空欄には逆説の接続語が入るだろうと予測して読むのです。
そして空欄に逆説の接続語を当てはめて意味が通れば逆説の接続語で決まりです。このテクニックはいわゆる国語の論説文の問題を解くときにとても役に立ちます。
文章を書くとき書き手は読み手を意識して配慮して書いています。毎日ブログを更新しているわたしが言うのですから間違いありません。
次回の記事では「予測可能性」について書いていきます。ヨソクカノウセイ?この考え方も論説文を解くときや作文をするときに役に立つ考え方ですので乞うご期待。

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