「やる気スイッチグループ」の事件について思うこと

本日「やる気スイッチグループ」が運営する個別指導塾「スクールIE」で生徒の女子中学生にわいせつな行為をしたとして元室長が逮捕されたとの報道があった。

警視庁少年育成課は不同意わいせつの疑いで元室長の石田某容疑者を逮捕した、とのこと。逮捕された元室長は「下着の上からは触っていない」などと容疑を一部否認しているらしい。

わたしはスクールＩＥで、かつてアルバイト講師として働いていたことがある。室長は目が回る程の忙しさで、わたしは当時それを見てフランチャイズの塾ともなると過酷だな、という感想を抱いた。

したがって今回の事件がスクールＩＥで起こったのが信じられない思いだ。多忙を極めるフランチャイズの塾の責任者はなぜ邪（よこし）まな考えを抱き、それを実行に移したのか。

もし生徒諸君にさようなハラスメントをしたら塾経営は永遠に破綻してしまいニュースで報じられる事件にもなるから止めようとは思わなかったのか。

現代はインターネット上にあらゆる性に関する情報が溢れている。それゆえ簡単な気持ちで犯行に及んだのか。性にだらしないのが現代だ。しかし一線を越えてしまう代償はあまりにも大きい。

わたしはプロ家庭教師として働いていたときに小学生の男子生徒から「不倫」とはどういう意味か、を訊（き）かれたことがある。もちろん回答を拒んだ。

個人情報の保護のため詳しくは書かないが当塾にも女生徒が通って来てくれている。わたしは指一本触れてこなかったし今後も触れることはしない。かなり気を遣っている。

何となれば生徒は成績を上げたくて、志望校に合格したくて、お金を払ってまで他の塾ではない当塾へ来てくれているからだ。さような生徒の気持を考えると迷惑はかけられないな、と心より思うのだ。

加えて今後も塾の経営を続けたい、というのも理由のひとつだ。わたしは将来、他の仕事には就かない、と固く決意している。それゆえ我が塾を守るためにも今後も女生徒には徹底的に配慮する。

当塾には男女を問わず安心して通ってほしい。当塾は日本一小さな個人塾で１対１の指導によるきめの細かい指導を謳っている。だが悪い講師であれば、それをいいことに邪まなことを考えるかも知れない。

今、通塾している女生徒や保護者の方には厚い信頼を寄せられている。それを裏切れば手ひどい報いを被るのに違いないのだ。当塾ではアルバイトでも雇わない限り変な事件は起きようがない、と考えている。

昨今は馬鹿教師が色々やらかすので真面目に子供たちと関わっている塾や学校もかなりやりづらい、という報道もある。当塾も生徒の後ろ姿を撮影する際には事前に保護者の許可を得ている。

わいせつ行為や盗撮をすれば必ず明るみに出る。右手でしたことは左手が知っている。そのときに生徒は言うまでもなく親兄弟、親族にまで多大な迷惑を及ぼすことがなぜ理性で分からないのか。

最近の塾講師や学校教師が起こす様々な醜聞に辟易とさせられるのは一人わたしだけではないであろう。思うに人間に罪がある限り、この種の事件が完全になくなる日は遂に来ないのかも知れない。