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大人であるわれわれは、こうあるべきだという自分の考えを子供に強要しがちである。そして子供が、こうあるべきだという自分の考えと異なるとき子供を叱る。
子供は未熟なので、あるがままを受け入れる、というのは教育上難しいことかも知れない。だが少しの欠点で子供の全部を否定することは、すこぶる愚かである。
かくあるべし、という自分の基準から外れることに憤慨(ふんがい)して他人の悪口を言う大人がいる。しかし、そのような大人からは、やがて潮が引くように人が離れていく。
子供の場合も事情は同じで、とくに教師は少しの欠点に目くじらを立てて子供に接するべきではない。さような教師を子供は鋭敏(えいびん)に嗅ぎわけ拒絶する。
教師は子供の欠点ばかりに目を向けず長所を伸ばしてあげるべきなのだ。子供は成績が悪いことに悩んでいるかも知れない。勉強に前向きになれずもがいているのかも知れない。
だからこそ塾へ来ているのだ、ということをわれわれ塾講師はゆめゆめ忘れてはならない。それゆえ、まず塾は愉しい場所でなくてはならない。
言い換えると子供に塾へ行こう、という積極的な気持ちを惹起(じゃっき)させなければならない。そのためには塾講師は喜んで何でもする。
喜んでピエロにもなる。わたしは去年のクリスマスイブとクリスマスの授業ではサンタ帽を被って授業をした。教師は子供が飽きないようにいろいろ工夫すべきだ。
若い頃は熱血講師という姿勢で宿題を続けて忘れてきた中学生の前でコピー用紙の束(たば)を叩きつけて、これに書いてこい、と怒鳴ったときもあった。
けれども、さような高圧的な姿勢では子供はついてこないのだ。さようなことが判るまでしばらくの時日を要した。できるものなら子供は優しく親切に教えてもらいたいのだ。
愛情いっぱいに教えてもらいたいのだ。ケジメのある態度が前提になるが子供に愉しい雰囲気の許(もと)で分かりやすく教えることが肝腎だと今は考えている。
ところで当塾の仕事始めは1月3日からだが元旦の本日、あるいは1月2日も電話をはじめさまざまなお問い合わせを24時間、受け付けている。お気軽にお問い合わせください。
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