いじめ問題

イジメは古今東西、老若男女を問わずどこにでもある問題であり非常に深刻な問題だ。

近年、中学生が自らの命を絶つ、という痛ましい、いじめの事件がそこここで起こっています。小学生が自死を選ぶことすらも起きています。非道いの一語に尽きます。

狭い学校の世界を卒業して広い社会に出て行けば様々な選択肢があります。別にサラリーマンにならなくてもきちんと食べてゆけます。

フリーランスで生計を立ててもいい。なんならフリーターとしてしばらく暮らしてゆくのもひとつの手です。

そういう将来の選択肢があることを知っているかいないか、というのはとても大事なことだと考えます。われわれ大人は倦まず弛まず啓発していかなければなりません。

最近、ふたりの少女にまつわるいじめ問題のテレビ番組をYouTubeで視聴しました。可憐な少女のひとりは鉄道に飛び込んで轢死(れきし)しています。もうひとりは自宅で首を吊っています。いわゆる縊死(いし)です。

なぜ、いじめがあるのか。なぜ徒党を組んでひとりを執拗(しつよう)に攻撃するのか。わたしはずっと考えています。将来のある若い命が失われるのは絶対にあってはならないこと!

遺族である父親はインタビューに答えて加害者について「本気で殺意を覚えました」と言っていました。復讐をほのめかすような発言なんてよくない、と良識ある人たちは眉をひそめるかも知れません。

でもね、自分の可愛い娘を殺されて何とも思わないなら、そちらの方が、よほどどうかしています。

わたしが視聴したのはドキュメンタリー番組ですが亡くなったふたりの女子中学生はいずれも可愛いらしい、その辺にいるごくごくふつうの十代の若者でした。

亡くなった娘さんのお父さま、お母さまは、どういうお気持ちでおられるでしょうか。思うに胸が潰(つぶ)れるような形容を絶する胸中ではあるまいか。

いじめで死に思いを致す前に将来について、ほんの少し考える心の余裕があったならば。将来の選択肢を知っていたならば。それだけ追い詰められていたのですね。悔やまれてなりません。

わたしは現在、小中学生を対象とした塾を立ち上げて、こうして記事を書いていますが、シュトゥルムウントドランク、ドイツ語でいうところの「疾風怒濤」の青春時代を無事に生き抜くわたしなりの智恵も勉強と共にそれとなく教えたい、と考えております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です