ゴールからの逆算
志望校に合格するためのコツは早くゴールである第一志望校を決めることだと思います。そしてゴールから逆算するのです。
例えば第一志望校が**校なら**校に入るためには、どのくらいの成績を収めればいいのか、今どれだけの実力をつければいいのか、を知るようにします。
そして目標と現在の自分の実力とのギャップを埋めるべく努力するのです。なるべく早いうちから、そのための努力をしたいものです。なぜなら遅いと時間切れになりかねないからです。
繰り返し述べますが目標とのギャップを埋めるためには、そもそもの第一志望校を早目に決めることが必要不可欠です。
早ければ早いほどよい、と思います。わたしの場合、中学入学時には第一志望の高校はすでに決まっていましたし、高校入学時には第一志望の大学は決定していました。事情は中学受験でも変わらない、と思います。
志望校のレベルは自分の今の実力より少し高目に設定するのがコツです。わたしの大学受験を例にとりましょう。わたしは当初、行けるものなら東大に行きたい、と考えていました。
精一杯の努力をすれば東大に行けるものと本気で考えていました。若さとは、ときに向こう見ずなものです(笑)。結局、東大には入学できませんでしたが…。
わたしの場合は志望校をいちじるしく高目に設定して失敗しました。ですから「少し」高目に設定する必要があるわけです。
時間がたつにつれて第一志望校は兵庫県の神戸大学法学部に変わり、結局、入学先は東京都の早稲田大学社会科学部に落ち着きました。
このように、たいていの人は最初の志よりも低いところに落ち着くものです。もちろん、めでたく第一志望校に合格できる人もいるでしょう。しかし、試験は水もので受験は白黒がはっきり決まるものなので、あまり楽観はできない、とわたしは考えています。
はっきり言えるのは最初の志より高いところには入れない、ということです。入れたとしても極めて例外的で稀なケースでしょう。だから、最初の志があるていど高くないと評価の高い学校には入れない、と思います。
もし、わたしの第一志望校が早稲田大学だったら結局は早稲田大学にすら入れなかったでしょう。そういうしだいで、わたしの勉強哲学をキャッチフレーズ風に要約するなら「少年(少女)よ、大志を抱け!」となります。
この言葉は明治時代に札幌農学校に招聘(しょうへい)されたクラーク博士のあまりにも有名な言葉ですが、わたしの勉強についての考え方と完全に一致します。
以上が、わたしの勉強法の総論のひとつです。入試にむけて、できるだけ早いうちから準備するのが大事なのです。言葉を換えて述べると早目の対策が志望校合格のためにはぜひとも必要です。
これが総論のひとつであれば、わたしの勉強法の各論も、もちろんたくさんあります。詳細は、おいおいこのブログに記していく予定です。乞うご期待。