勉強法各論(1)
最初の記事で、わたしの勉強法の総論のひとつを記しました。今回の記事では、わたしの勉強法の各論を書いていきましょう。
① 覚える範囲の知識に優先順位をつけて覚える量を絞り込む。
まず、勉強には暗記がつきものです。勉強が苦手な生徒さんは、よく暗記できない、と言います。本当でしょうか。一心不乱に勉強しても暗記できないのであれば、さすがに同情します。
しかしながら、どんな人でも真剣に勉強して義務教育やふつうの高校で学習する範囲の暗記事項が覚えられない、ということはあり得ないのではないでしょうか。
誤解しないでくださいね。ふつうの人が真剣に勉強すれば、という前提はつきますよ。怠けないで、がんばっている人が覚えられないことはないのではないか、と疑問を提起しているのです。
もし、覚える量が多すぎる、というのであれば覚える量を少なくすればいいのです。どういうことか?試験に出題されそうな重要な部分をまず先に覚えるのです。
その次に他の知識を覚えればいい。これを「優先順位をつける」といいます。大事なところから覚えれば覚える量の問題は解決できます。
学校のテストで一桁の順位を取るような勉強のツワモノでもテスト範囲の知識はパーフェクトではありません。
② 棒暗記はせず必ず工夫して覚える。
実際に覚える際に棒暗記は決して行ってはなりません。小、中学時代は「記憶の黄金時代」と言われていますが、それでも何の工夫もしなければ簡単に忘れてしまいます。
人間の記憶のメカニズムを分かりやすく説明するとビデオ・テープと似ています。強い情報か情報を継続的に入力しないと情報を出力(再生)できないそうです。
これと同様のことが皆さんの脳の中で起こっているのです。暗記する時は脳に痕跡(こんせき)を残すべく必ず工夫をしましょう。
わたしの各論は、これだけではありません。まだまだあります。近いうちにまたここで記事にして発表するつもりですので、乞うご期待。