受験直前に伝えたいこと ― あなたの価値は合否で決まらない

夜明け前が一番暗い

いよいよ入試本番直前です。受験生にとって最も辛い時期かもしれません。夜明け前が一番暗いように試験直前は心が揺れやすいものです。

ＳＮＳ上には受験のプレッシャーに押しつぶされそうになった子どもたちの痛々しい実話が数多く寄せられています。

模試の結果に動揺して暴れてしまったり、過度な勉強で幻覚を見るほど追い込まれたり、親からの過剰な期待で心身に不調をきたしたり…。こうした現実は受験の厳しさを物語っています。

しかし、どんな結果が出ても生徒諸君の価値はいささかも変わりません。しかり、生徒諸君が悪いのではなく、むしろ塾や大人が猛省すべきなのです。

安心できる環境で挑む

当塾は「先生はやさしいし話しやすいから、安心してじゅぎょうが出来る」（生徒アンケートの一部・原文ママ）と生徒から評価されるような、のびのびと勉強できる環境を大切にしています。

距離が近い分、精神的に寄り添えるのが小さな塾の強みです。一方で、ケジメも大切にしています。やる時はやる塾です。

安易に流されないように、しかし追い込まれすぎないように、ベテラン講師であるわたしが真剣に指導しています。

生徒へのメッセージ

来月、当塾の受験生も人生初の入試に挑みます。受験に際して神社の参拝やお守りは必要ありません。これまで積み重ねてきた膨大な過去問演習の事実こそが最大のお守りです。

塾生はどうか胸を張って当日を迎えてほしいと思います。きっと尋常でない諸君の努力が諸君の味方になってくれるはずです。

塾長より

塾経営を始めて日を追うごとに、ますますこの仕事を好きになっています。生徒のことを真剣に考え、寄り添い、支えることが今のわたしの使命です。

塾経営はわたしの趣味であるバイク・ツーリングよりも面白い。先般、近所のバイク屋でホンダのゴールドウィングを見たときは心が疼（うず）きましたが今は何よりも生徒の成長がわたしの喜びです。

読者諸賢よ、入試当日は安心して、もしできれば笑顔で、お子さまを送り出してあげてください。