国語の勉強法(2)

奥に「名古屋UP国語塾」の看板を見ることができます。一番奥の角部屋が教室です。

前回の記事のつづきです。A君の解答を踏まえて、わたしが書いてみた解答は以下のとおりです。

僕がさびしいと感じる時は次のとおりです。すなわち、学校で朝、仲良くしていた級友が、昼には急によそよそしくなり、場合によってはケンカにまで発展する時です。朝、仲良くできているならば、そのままずっと平和に付き合いたいのです。心を許した級友なのに、それが伝わらずに裏切られた気分になり、とてもさびしく感じます。

前回の問題を覚えていますか。問題は「あなたはどのようなときにさびしさを感じますか。さびしさを感じたときのことが具体的にわかるようにまとめなさい」というものでした。

読み手の皆さんは上の問題を解いてみましたか。簡単でしたか。自分の解答と比較して十分、考えてみるといいと思います。

自分の書いた文章が読み手にとって分かりやすいか、という意識を常にもって書くのです。ただし、そうなるためには練習が欠かせません。

自分の考えを内容は同じで、それを多くも少なくもどちらでも書けるようになればしめたものです。そのためには優秀な指導者の許で何回も訓練する必要があります。

ちなみに上の問題は四谷大塚の問題集である『予習シリーズ5年上』の第16回の発展問題の一問です。そしてA君は実在の人物で解答も彼が実際に書いたものです。そう、彼はわたしのかつての教え子なのです。

A君が書いた解答についてダメだなあ、と感じてしまった読み手もいるでしょう。けれども彼は最終的に東海中学校に合格を果たしています。

こう考えると希望が湧いてきませんか。舌足らずな解答はA君が5年生の7月上旬に実際に書いたものです。小学5、6年生の皆さん、記述問題が不得手だと考えて頭を抱えていませんか。

希望を失ってはダメです。皆さんは心身共にいま現在も成長しています。そうであるならば学力もぐんぐん伸びていく、と述べても無理な主張ではないでしょう。

小学生のみならず中学生の皆さんにも同じ理屈が言えます。小中学生の皆さんは入試まで実力は伸びていきます。最後の最後まで学力は伸びていきます。

したがって、あきらめずに一途に勉強に打ち込んでほしいです。もうすぐ年が改まりますね。新年は今年よりも実力は向上していくはずです。

考えてみてください。振り返ってみると去年より今年の方が実力は上がっていることに気づくことでしょう。それは皆さんが成長している証拠にほかなりません。

もし、読み手の皆さんが、それでも国語が苦手で成績が伸び悩んでいる、というなら、成績をもっともっと上げたい、と切望するなら、当塾がお手伝いできる、と思います。

ご縁があったら、わたしと一緒に頑張りましょう。国語のことは任してください。それでは次回の記事までお元気で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

国語の勉強法(1)

次の記事

お母さまへ(1)