国語の記述問題の模範解答について
今回は国語の記述問題を解き終わると見るであろう模範解答について記していきたい、と思います。自分の解答と模範解答とを見比べることは、とても大事です。
しかしながら模範解答は立派過ぎることもある、ということは知っておいて損はない、と思います。ここで模範解答を作っている会社の立場を考えてみましょう。
もし模範解答について何かクレームがあったらどうしますか。その会社の信用は失墜(しっつい)して出版している本が売れなくなりかねません。
さようなことがないように、どこから文句を言われてもいいように出版社は予め対策を講じているはずです。わたしは今ここで記述問題の模範解答について述べています。
出版社は模範解答を完璧なまでの解答に仕上げているはずです。したがって、学生が模範解答と一言一句、同じ解答を書くことはまずできません。
もちろん、そんなふうな悩みはない、とは思います。けれども、こんなに努力しているのに模範解答に近づけないと模範解答との距離についての悩みはあるかも知れません。
今は落ち込む必要はありません。お子さまの記述問題の解答が模範解答どおりの解答でなくても、それほど気にしないでください。めげないように励まして勉強させてください。
繰り返します。記述問題について今は大きく落胆しないでください。けれども、お子さまが選択問題や漢字の書き取りができていなければ、さすがに危機感を覚えてください。
記述問題に対するお子さまの解答は最初はぎこちなくてもいいのです。必ずしも模範解答どおりでなくても構いません。文意が同じであればよし、としましょう。
くどいようですが過去問集も含めて問題集の模範解答は先に記したように大人の事情により立派過ぎる解答になっていることがあるのです。
とはいえ、お子さまの現在の実力が本当に酷い状態なのか、それとも落ち込む必要がない状態なのかを判断するのは簡単ではありません。
そのときには模試の成績を参照されるといいですね。それとともにプロに見てもらうとさらにいいと思います。両者を判断材料にすれば、まず間違いはありません。
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