国語の選択問題で肢を選ぶ時は先ずふたつまでに絞り込むべし
今回の記事では国語の選択問題の解き方について記していきたいと思います。お話の眼目はすでに記事の題名として記しましたが以下に詳しく記していきます。
結論を先に述べると選択問題に答えるときは、まず説明文や物語文を問わず肢(あし)をふたつまでに絞り込んでください。いきなりひとつに決めない方がいいです。
肢というのは選択問題を解く際に並んでいる選択肢一つ一つのことを言います。繰り返しますが肢をふたつにまで絞り込むことが大事です。
後から確認して、選んだふたつの肢のうちいずれも正解でない場合は本文の内容を十分に理解していないのではないか、と疑うべきです。
お子さまが、さような間違いを頻繁に犯すようであるならば危機感を持つべきです。さような場合、制限時間に少し余裕を持たせて十分に考えて問題を解く練習をするといいです。
お子さまが十分に考えて絞り込む肢が的確になってきたら徐々に解く時間を短くしていくといいと思います。
ご承知のとおり選択問題の解き方のひとつに、いわゆる消去法があります。選択肢のうち駄目な肢から切っていって残った肢を正解とする解き方ですね。
消去法は昔からあるテクニックなので目新しさはありません。しかし、消去法は一つ一つの肢を検討していくので間違いが少ない優れたテクニックということができます。
たしかに消去法は確認の仕方としては間違いが少ない方法なのですが一つ一つの肢を丹念に見ていくので時間がかかる、という難点があります。
打開策としては肢を見ていくスピードを速くしていくことです。一つ一つの肢を見る時間をできるだけ短くしていくといい、と思います。
さようにして肢を最後のふたつまで絞り込むのです。そして、絞り込めたら、どちらが正解としてよりマシかを考えるのです。
どちらの肢が最適か、という観点で決めずに、どちらの肢がマシなのか、というふうに比較検討するのがコツです。
言い換えますと、ふたつの肢を比較して、よりベターな肢を選ぶと間違うことが少なくなるはずです。