国語専門の中学受験塾の夏期講習塾長雑感

・今日は終戦記念日である。否、敗戦記念日と呼ぶべきか。戦争は愚かしい。ゆえに満腔（まんこう）の憎悪の念と嫌悪の情を戦争に向けることに、わたしはいささかの躊躇（ためら）いも覚えない。

しかし、さようことを記しながら日常の生活において人を嫌ったり、憎んだりすることもある罪深い自分を認めないわけにはいかない。聖書は、これをいわゆる原罪（げんざい）と呼んでいる。

聖書を読んでいると人間を見る目が性悪説なのだ。悪魔の存在も認めている。したがって人間に頼るな、神に頼れ、人を恐れるな、神をこそ畏れよ、と倦まず弛まず警告している。

ところが昔も今も戦争はなくならない。今、勃発しているロシアとウクライナの戦争を想起すれば理解できる。人間は歴史から何も学んでいない。それゆえ歴史は繰り返すのだ。

・本日も朝から夏期講習である。こちらも規模が小さいにせよ受験戦争だ。受験生が過去問演習のために来塾してくれる。願わくは解きっ放しではなく、その日の内に復習をしてほしい。

その日の内に復習するのは言うは易く行うは難し、であることをわたしは経験上よく知っている。そうであってなお意志を強くして勉強すれば、その効果は、はかり知れない。

わたしは噓を述べていない。過去問演習をした当日にすぐ復習するのは小学生にとって至難の業であることは重々承知しているが、ともかくやってごらんなさい。効果てき面だから。

・夏休みはすでに後半戦が始まっている。陳腐な言い方で恐縮だが、やはり夏を制する者は受験を制するのだ。

幸いなことに夏はまだ終わっていない。それゆえ、わたしは声を大にして言いたい。すなわち今日から頑張ろう。今日だけ頑張ろう、と。

今日を頑張れない者の将来は暗い。反対に今日を頑張った者の将来は明るい。したがって繰り返し記す。今日から頑張ろう。今日だけ頑張ろう。これは少々アレンジしてあるが漫画の台詞だ。

巷間でお盆休みの今、受験生も休みたいと思っているかも知れない。夏休み明けから他の受験生は目の色変えて必死に勉強に取り組んでくる。そうであるならば、お盆休みの今から猛勉強しよう！

・塾長ブログの記事の更新が遅れてしまったが、その分、徹底的に教材研究をしていた。水風呂に入りながら。塾の宣伝広告も大事だが肝腎の授業準備がおざなりになるのでは本末転倒だ。

・当塾の夏期講習は小中学校が夏休みの間中、お申し込みを受け付けています。まずは当塾までお問い合わせてみてください。そして是非ご都合のいい日時を教えてください。