当塾の悩み
当塾は自室マンションを教室にしています。収容人数は最大で3名です。否、無理をすれば4名は収容できると思います。
現在、教室には3名分の机と椅子があります。当塾の授業は最大で1対2ですが土曜教室には多くの生徒に来てもらいたいので様子を見つつ後1名分の机と椅子を揃える予定です。
マンションの一室が教室ということで親御さんは心配し不安に思うかも知れません。なぜなら昨今、児童に対する性的な事件が少なくないからです。
最近そういう事件が報道されている現実がありますので親御さんが警戒するのは無理もない話だと思います。
ともすると、これから塾を始めようとする者がどのような人物か分からないので新規の誰の塾ともわからないような塾にお子様を預けるのは軽率な行為とさえみなされかねません。
しかしながら、大手の塾だからといって安心はできません。大手中学受験塾の四谷大塚の講師たちが何をやったか。ニュースになりましたね。件の報道は、まだ記憶に新しいところです。
馬鹿な教師たちのせいで教育業界に身をおいて真面目に働いている者は非常に苦労します。特に、これから新しく塾を立ち上げようとする者には猛烈な向かい風として立ちはだかります。
塾側も「ああ、できる事なら私の胸を截ち割って、深紅の心臓をお目に掛けたい。愛と真実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい」とメロスのように抗弁したいところです。
けれども、このようなことを真面目な顔で言っても、まじまじと顔を見つめられて、せいぜい悪い冗談と受け止められるだけでしょう。本当に世知辛い世の中になりました。
1対1の場合は塾長が信頼を得るまで暫定的(ざんていてき)にすぐ近くのミスタードーナツの店内で授業をすることも考えております。
ただし、ミスタードーナツはあくまで飲食を提供するお店であり店内は食事をするスペースであって当然のことですが他のお客さんに授業への配慮を求めることはできません。
プロとして、お金を取って教えるならキチンと授業に集中して取り組める場所を提供するべきである、という葛藤(かっとう)もあります。
なかなか難しいところです。いつも思うのですが0を1にするのは実に難しい。1を100にすることなら誰だってできる、とさえ思います。
ミスタードーナツでの授業は次善の策ということになります。妙案(みょうあん)が浮かぶまでの取りあえずの方策です。
読者の皆さんの中でいい方法を知っている方がおられれば、ぜひお知恵をお貸しください。