天白区平針駅前にある国語専門塾の塾長雑感（１０）

・小学生から高校生まで総花的に教えるのは、いったん止めにする。当塾はこれから中学受験の国語に絞って教える国語専門の中学受験塾として再スタートを切りたい。

これまで高校生を対象に小論文の動画を撮影してきた。小論文について総論ふたつ各論六つの動画だ。まだまだアイデアはあるが、ここで方針転換をしたい。今後は中学受験の国語の動画を撮影するつもりだ。

・塾は自営業だから働こうと思えば、いくらでも働けてしまう。気がついたら労働時間が１０時間を超えていた、ということは日常茶飯事だ。疲れを覚えるが、やり甲斐はある。

・当塾のような「ひとり学習塾」の場合すべて自分でやらねばならない。授業準備、ブログ記事の執筆、動画撮影、過去問のコピー、メールのやり取り、帳簿の記入に至るまで全部一人でやらねばならない。

・今さらだが帳簿のつけ方を習いに青色申告会に入会した。そして最近、複式簿記について勉強している。教える側の立場から教わる側の立場に立ってみると、いろいろなことが判ってくる。

複式簿記の勉強をとおして教わる側の視点を理解できたように思う。教わる側は心細いのだ。そして不安なのだ。ゆえに教える側は教わる側に徹底的に親切で優しく教えなければならないことが判った。

・過日、訪問指導で、お邪魔したご家庭の部屋に受験情報誌が置かれているのを認めた。雑誌名は「Dream Navi」である。授業が終わって帰る際にメルカリに出品されているか否かを確認した。

くだんの雑誌は中学受験のそれだった。そこで値段が安いバックナンバーを購入してみた。後日、届いた雑誌を見ると大手塾が出している受験情報誌だった。さような雑誌があることをついぞ知らなかった。

・先週、先輩塾のブログの記事を読んでいたら塾の路上駐車について苦言が呈されていた。我が塾の生徒諸君も車での送迎がほとんどだ。路上駐車はないが近くのコンビニに停めているようだ。

塾側で駐車スペースを確保すべきだ、と先輩経営者は主張していた。筋が通っている。当塾のように経済的に余裕のない塾にとって駐車場の費用を負担するのは簡単な話ではないが熟考したい。

・近くの個人塾が、いろいろな意味で心配だ。当塾も決して順風満帆な現状とは言えないが、くだんの塾の状態が他人事には思えないのだ。今春、提携を呼びかけてみたが残念ながら今に至るまで返事はない。

・先週、夏期講習のお申し込みがあった。個人情報保護の観点から詳しくは書かないが嬉しい限りだ。夏休みの講習でぜひ大きく飛躍してほしいものだ。そのために当塾もできる限りのことをしていきたい。