昔、某個別指導塾で見ていた中学3年生ふたりの英語の成績が著しく上がったときの話

画像はイメージ画像です。実際の当方の画像は当ホームページの「塾長挨拶」ご参照。

もう随分、昔の話になりますが某フランチャイズの個別指導塾で中学3年生ふたりの英語を見ていたときがありました。1対2の個別指導形式でした。

定期テスト対策として、ふたりが通っている中学校のテストの過去問をコピーして、ふたりに解いてもらいました。その後で解説をしつつ答え合わせをしました。

ここまでは個別指導塾のテスト前の授業としてよくある光景です。しかし、これが後々、わたしに大きな衝撃を与える出来事となったのでした。

何とふたりの生徒に解かせた過去問がそっくりそのまま学校の試験に出題されたらしいのです。最初ふたりからテストの点数を聞いたとき状況がよく吞み込めませんでした。

やがて、ふたりにとって、否、わたしを含めて三人にとって、喜ぶべき快挙であることを理解しました。生徒の親御さんも、とっても喜んでくださいました。

お母さまが自分の息子に尋ねたのでしょう、教えている教師がわたしだと分かると「水上先生」と呼んでくださいました。これまでは全く無関心で歯牙にもかけなかったのに、です。

わたしは驚きました。教えるスタイルは変わっていないのですが生徒の成績が上がると「水上先生」と二階級特進の呼ばれ方です。

さらに驚いたのは、たまたま成績が上向いたふたりがとても前向きに勉強に取り組むようになったことです。ふたりは心底、嬉しかったのだと思います。

ふたりの内ひとりは爾来(じらい)、英語が好きになりメキメキと実力が上がりました。そして以前の成績では到底、行けなかった高校に合格しました。

もちろん、以上の成績アップはわたしに腕があったからだ、などと馬鹿は申しません。塾に置いてある定期テストの過去問が的中しただけのことです。

しかしながら、この出来事をとおしてわたしは生徒の成績が上がるとどうなるのかを、とくと思い知ったのでした。

小中学生の生徒諸君に言いたいです。たった一回だけでいい。自分が腰を抜かすほどの驚天動地の成績を叩き出せ!自分自身の可能性を知って魂が震えることでしょう。

ふたりはどこにでもいる中学生でした。何ならボーとしているおとなしい生徒でした。読書諸賢のお子さまにも当塾での勉強をとおして大いに成功体験を味わってほしいです。

次回の記事では驚天動地の成績を叩き出したひとりの小学生のお話をしたい、と思っています。乞うご期待!

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