昨日、実施された名進研の滝中学校の模試の国語の問題を解いてみて思った事
昨日、滝中学校を会場として名進研の滝中学校の模試がありました。塾生が受けたので昨日のうちに問題をご家庭から預かって実際に解いてみました。以下はその感想です。
今回の模試の国語は漫然と解いていると時間切れになりかねない問題量があると思いました。特に物語文の本文が長く、ゆっくり読んでいる暇はありません。
わたしも昨晩、解いてみたのですが50分という制限時間を恨めしく思う場面が少なからずありました。
じっくり一問一問、解くのではなくて解きやすい問題あるいは解ける問題から解いていくべきだと思いました。とにもかくにもパッパッと解き進めて行かねばなりません。
今回の国語の大問1の本文は、なるほどと唸らされた良い文章でした。こういう文章を是非、入試で出してほしいと思います。それくらい感心させられた文章でした。
今回の滝中プレは大問二の物語文が厄介でした。特に受験生にとっては選択問題の肢が微妙で間違いやすいように思いました。
記述問題を意識するあまり選択問題を軽く見てはいけないのです。選択問題で取りこぼすと致命傷になりかねません。両者の点数を合わせて国語の得点が決まるからです。
大問二の物語文は長いので、じっくり読んでいる余裕はありません。スピーディーに読んでテキパキ問題を解いていかなくてはなりません。
結局、中学受験の国語の問題で要求されている能力はスピードなのです。換言すれば迅速な事務処理能力が求められているのだと思います。
勉強でも仕事でも必ず締め切りがあります。テストは制限時間内で解きますし仕事で納期は絶対です。守らなければ次から仕事は来ません。
そもそも人生そのものに締め切りがあります。稀に100歳まで生きて大往生を遂げる人もいますが、われわれは長く生きても80歳、90歳の命です。
われわれに与えられた80年なり90年なりで何をなしたかにより、われわれの人生が決まります。さように考えると試験というのは人生の縮図みたいなものだとも言えます。
閑話休題。これからの時季ひたすらタイマーで時間を計って志望校の過去問を解いていく、という勉強法が効果的だと思います。
アスリートは練習のときに肉体的な負荷をかけます。それと同様に受験生も普段の勉強で、わざと時間を短くして解く、といような時間的な負荷をかけると、いい効果が出ます。
模試の結果に一喜一憂しないで最後まで粘り強く勉強すべきです。模試の結果を謙虚に受け止めつつも入試本番まで努力に努力を重ねてほしいです。入試本番まで学力は伸びるからです。
最後に老婆心ながら申し添えますと季節が季節なので、お子さまの体調管理は万全にして勉強でおくれをとることのないよう十二分に注意しましょう。