昨日、実施された名進研の第5回中学入試模試の国語の問題を解いてみて思った事

模試を終えると、へとへとになります。だから誰もその日の内に復習をしないのです。

昨日、小学6年生を対象として実施された名進研の第五回中学入試の模試の国語の問題を預かって解きました。解いてみて先ず思ったのは全体的にスピードが要求されている、という事です。

くだんの模試の国語の問題の制限時間は50分です。国語が苦手な受験生は本文と設問を読むだけで精一杯だったかも知れません。さらに記述力がないと善戦できなかったかも知れません。

制限時間50分でこの模試の国語を解き切ったとするならば、それだけでも有望と言えます。そして、それなりの点数がとれていたら来春の入試で悪い結果にはならないと思います。

くだんの模試の制限時間が50分ではなくて60分、つまり一時間だったらもっと善戦できたはずなのに、と悔しがっている受験生もいることでしょう。

なぜ名進研は制限時間を50分に設定しているのか、を改めて考えてみましょう。以下に主要な私立中学校の入試国語の制限時間を記します。

~制限時間が50分の私立中学校~

・南山中学校女子部:50分

・滝中学校:50分

・愛知淑徳中学校:50分

・愛知中学校:50分

~制限時間が60分の私立中学校~

・東海中学校:60分

・南山中学校男子部:60分

・名古屋中学校:60分

以上のように国語の制限時間が50分の中学校が少なくないのです。60分の学校もありますが少し厳し目に設定して本番で焦らないように模試の出題者側は配慮しているのだ、と思います。

今回の模試でも時間内に問題をテキパキ解いていかなければなりませんでした。くわえて記述問題も四問、出題されています。ここでフリーズしていたら時間切れになりかねません。

普段からタイマーなどを使って時間管理が自分でできるように徹底すべきです。そして試験本番まで、できるだけ速く解く練習を多く積む必要があります。記述問題対策もするべきです。

全体的に第五回の問題(国語に限りますが)もよく考えて作られていると感じました。奇をてらったような問題はありませんでした。

今回は大問一と大問二の読解問題もよかったのですが大問三のいわゆる知識事項を試す問題が前回と比べても秀逸(しゅういつ)だと思いました。

お子さまがまだ復習をしていないなら、ぜひ早い内に復習をさせるべきです。最悪なのは復習をさぼることです。受けっぱなしでは、お金と時間の無駄になります。

ぜひ復習の時間をとってください。他の科目はいざ知らず(解いていないので)、国語は良問で構成されていて復習する価値がある模試だと思います。

復習は間違った問題や分からなかった問題から確認しましょう。失点した問題を優先して復習するべきです。これを優先順位をつける、といいます。

優先順位をつけることで効率的に勉強ができるようになります。入試本番までは時間が限られています。努力の成果を2倍にも3倍にもできる方法が優先順位をつけて勉強をする方法です。

そして正解を見て十分に考えさせることで実力を養うことができます。その際はお子さまが答えを見て納得がいくか、が大事です。納得できなければ同じミスを繰り返してしまうからです。

当塾では模試の当日に模試が終わるや否や担当しているお子さまのご家庭から問題を預かって当方が実際に問題を解いています。

そして翌日の授業で模試の復習をしています。翌日に授業がないお子さまの場合も1対1で早い内に模試の復習をサポートするようにしています。

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