昨日、実施された名進研の南山中男子部の模試の国語の問題を解いてみて思った事
昨日、小学6年生を対象とした名進研の南山中男子部の模試の国語をご家庭から預かって、その日に解いてみました。出題された文章の内容はそれ程、難しくないように思いました。
今回の模試では大問1は論説文、大問2は漢字の読み書き、大問3は物語文が出題されました。ちなみに実際の入試国語も大問3問の構成で他の科目と同様に200点満点です。
大問1の論説文の文章の量はそれほど多くはありませんでした。むしろ例年の入試問題よりもボリュームは少なかったように思います。内容もプレ中よりも平易でした。
大問2の漢字の書き取りは受験生にとって、やや難しかったかも知れません。大問2は、10問中、8問が書き取り問題でした。やや難しかったと思いますが良い問題だったと思います。
読者諸賢のお子さまは商売のサイカクとか時代のフウウンジあるいは奥義(おうぎ)のジキデンとかをしっかり書けますか。こういう問題が今回の模試では出されているのです。
大問3の物語文は結構な量の文章が出されていましたが、これは例年の南山男子の入試問題でもそうですから何とか読みこなしてほしいところです。
そして南山男子の入試といえば長文記述が有名です。論説文、物語文には最後の問題に各々長文記述の問題があります。今回は各問6,70字から90字以下という文字数でした。
長文記述の問題を解く際に注意する事は自分のよく知っている事柄と絡めて書いていくことです。家庭での出来事や学校での出来事について書くといいです。
なぜなら自分のよく知っている事柄は思い出すときに負担にならず理解も十分なので、のびのび書けるからです。自分がよく知っている分野のことを書くときは愉快な気持ちにさえなります。
さらに述べますと長文記述の問題は設問の指示に従って分かりやすい文章を書くように心がけましょう。そして正直に書きましょう。嘘が混じると知らない内に論理がねじれます。
受験生は以上の問題を60分で解かなければなりませんでした。余裕のある制限時間とは言えなかったかも知れませんがプレ中よりは与しやすい制限時間だったのではないでしょうか。
まさかこの時期に過去問を解いていない人はいませんよね。まだの受験生は急いで過去問を解いてください。志望校対策をするなら過去問演習は避けて通ることはできません。
当塾の授業では昨日、行われた南山男子の模試を国語に限りますが、その日の内に徹底的に復習しました。ところで名進研の模試で今週もうひとつ大事な模試を控えていますね。
すなわち土曜日に実施される名古屋中学校の模試です。この模試も実際に解いてみて感想を記事にしてアップしたい、と思っています。受験生諸君(特に塾生)よ、頑張れ!