昨日、実施された日能研の滝中学校の模試の国語の問題を解いてみて思った事

画像は滝中学校の校舎です。もうすでに同校の模試がひとつ終わっています。

昨日は滝中学校を会場とした日能研主催の滝中学校の模試がありました。くだんの模試を塾生が受けたので、ご家庭から国語の問題を預かって解いてみました。以下はその感想です。

模試の国語の内容は滝中学校の過去の入試問題と同じで大問2問の構成です。説明文または論説文(以下、煩雑になるので「説明文」に統一します)と物語文が出されています。

同校の過去問を何回となく解いていると癖がなくオーソドックスな問題であることが判ります。今回の模試も癖がなく読解力を鍛える良問と言えます。

説明文、物語文ともに長文ですので集中力を切らさず内容を把握するような訓練が必要だと思いました。制限時間50分で全問を解き切るには集中力が必要です。

大問1は説明文ですが「五十字以上、六十字以内で説明しなさい」という記述問題が出されました。模試の採点基準を見ますと、ふたつの点に言及できていないといけないようです。

本文にそのままの文章が記載されている訳ではないので本文を十分に参照しながらも自分なりに文章をまとめる力が求められているように思いました。

わたしが思うに、この記述問題以外の問題は基本的な良問なので一問も落としてはいけないです。オーソドックスな問題だからといって決して侮(あなど)ってはいけません。

大問2は物語文ですが記述問題がやや難しかったように思います。この記述問題も「五十字以上、六十字以内」ですが採点基準を見ますと四つの点を盛り込む必要があるとの事です。

たしかに解答を見れば、なるほどと納得ができるのですが自力で正解に至るにはそれなりの実力が必要です。大問2も大問1と同様に記述問題以外は落とせない問題だと思いました。

色々と述べてきましたが滝中学校の入試問題は「入試問題はかくあるべし」という良問揃いで模試もそれに倣うようにできています。早期に同校の過去問を勉強に取り入れてもいいですね。

今回の模試を受けた塾生はふだんは名進研の模試を受けています。しかし今回のように日能研という違う塾の模試を受ける、という他流試合も悪くないと思うのです。

今月の中旬に名進研の滝中学校の模試があります。他流試合をしてきた塾生は一足先に会場の下見ができて問題も解いたので、わたしは彼の次の名進研の模試の結果に注目しています。

ちなみに今朝の早朝自習会で塾生に昨日の模試の国語の大問1を改めて解いてもらい解説をいたしました。明朝、今朝と同様に早朝自習会で大問2の復習をする予定です。

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