【中学受験】東海中と滝中の過去問の使い方
今週の土曜日と日曜日には、それぞれ東海中学校と滝中学校の入試が実施されますね。受験生諸君には是非とも頑張ってほしいです。
両校を併願して入試に挑もう、と考えている受験生の親御さんもいらっしゃると思います。国語に限って言えば両校の出題形式は、とても似ているので、そういう作戦は十分意味があり有効な作戦だと思います。
大雑把(おおざっぱ)に記すと両校の国語の出題は大問二問の構成で説明文と物語文が、それぞれ出題されます。
難易度でいえば滝中学校の方が少し易し目なので両校を目指す受験生は早いうちから滝中学校の大昔の過去問を解き始めるといいと思います。
過去問を解き始めるのにふさわしい時期の見極めは微妙で難しいのでプロの指導者に任せた方がいいでしょう。やはり餅は餅屋なのです。
わたしが家庭教師時代に見た生徒に5年生の8月中旬に滝中学校の過去問を制限時間内で解いてもらったら、73パーセントの得点を叩き出した生徒がいます。
滝中学校の国語の入試問題で73パーセントも取れれば滝中学校に限っていえば、もう小5の8月で国語の勉強は終了です。なぜなら滝中学校に合格するのに十二分な実力を持っているからです。
その生徒は小4の時に国語が苦手だということで、わたしが家庭教師として見ていました。しかし小5の夏休みに滝中学校の大昔の過去問を徐々に解かし始めたらメキメキと力をつけていきました。
大手中学受験塾の夏休み明けの模試では全国で26位になって模試の成績表に名前が載ったほどです。彼は危なげなく東海中学校に合格していきました。
過去問演習をさせるときは赤本がいいですよ。解答用紙が別冊として付属していて、そこにいわゆる推定配点が記されているからです。両校ともに配点は公表していません。
話をまとめますと国語に限り東海中学校と滝中学校の入試問題は出題が似ているので両校を志望しているお子様は滝中の大昔の過去問から解き始めるべきで、その際、使用するのは赤本がいい、ということになります。