名古屋UP国語塾の自慢の生徒達

私の大学受験の時にはいい塾がなく参考書で勉強するしか方法はありませんでした。

わたしの塾にも徐々にではありますが生徒が集まりだしました。当塾の開校日は昨年師走の初日でしたが、ずっと生徒募集の件でのお問い合わせがなかったのです。

年が改まっても電話が鳴れば営業の電話ばかりでした。ようやく、お問い合わせを頂き三月に入塾してくれた生徒はいますが、それ以降はさっぱりでした。

開業の準備は昨年の九月下旬から進めていました。今は四月下旬ですので準備を始めてから半年以上が過ぎています。最近ようやくお問い合わせの連絡を頂き始めました。

今いる塾生は皆いい奴(親愛の情を込めて)ばかりです。わたしは最初から生徒には恵まれました。生徒諸君が当塾から巣立つとき入塾してよかった、という塾にせねばなりません。

思うに教師は生徒がいてこそ教師でいられるのです。いくら俺は先生だぞ、と威張ってみたところで生徒がいなければ先生にはなれません。

わたしは教室がマンションの一室という小さな当塾へあえて入ってくれた生徒達が可愛くて仕方がありません。

生徒諸君、入塾してくれて本当にありがとう。入塾にご理解を示してくださったお父さまやお母さまには満腔(まんこう)の謝意を表します。

大学受験時代、わたしは伊藤和夫先生が著した『英文解釈教室』という参考書で英語の勉強をしていました。

当時のわたしにとって非常に難解な本でしたが色々と鍛えられました。同書の「はしがき」に以下のように記されていたのが印象に残っています。

なお、筆者は学生のころ入院生活を送ったことがあるが、その時耳にした「医者は患者によって作られる」という言葉を忘れることができない。

今にして思えば、教師もまた学生によって作られるものではないだろうか。

出典:伊藤和夫著『英文解釈教室』(研究社刊) ※改行は引用者が施しました。

一期生は皆、人柄のいい礼儀正しい生徒ばかりです。一期生の皆には当塾の授業で実力を上げて是非とも栄冠を勝ち取ってもらいたい、と思っています。

わたしは生徒諸君やその親御さんのご期待に沿うべく粉骨砕身(ふんこつさいしん)、努力することをここに明記します。

わたしは数多(あまた)ある塾の中からあえて当塾を選んでいただいたことが、すこぶる嬉しいのです。両手を上げて大声で叫びたいほどに嬉しいのであります。

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