記述問題を解くときに使える一撃必殺の珠玉の言葉三選

ソクラテスの辿り着いた境地とは「無知の知」だった。我々はもっと謙虚にならねば。

1.いわゆる ― 古くから使われている漢語由来の言葉で、動詞“謂ふ”に昔の受け身の助動詞がついて、“世間で言われるところの”という意味で使われていました。

 現代日本語では“世間一般に言われている” “俗に言う”という意味で使われています。(←以上ネットの情報を引用しました)ちなみに漢字で書くと所謂となります。

巨人のミスターがよく使う言葉として有名ですね。長嶋茂雄さんのことです。使い方は世間一般にそれなりに知られているが十分ではない言葉の前につけるといいです。

わたしは結構この言葉を使います。多く使っているので「いわゆる」のヘビーユーザーと言えるでしょう。この便利さを読者諸賢に伝えたいのですが・・・。

言葉で言葉を紹介する、というのはなかなかに難しいことかも知れません。思うに、この言葉を説明していてもどかしいです。

2.換言すると 言い換えると、という意味ですが、これも便利な言葉です。何か込み入った事柄を説明するときによく使います。

教える職業に就いている人には重宝する言葉です。わたしは大学受験のとき英語の参考書で知る人ぞ知る『英文解釈教室』を読んでいたときにこの言葉に初めて出合いました。

学生も何かを説明しなければならない問題で、この言葉を使うと上手く書けると思います。中学受験の入試でも何かを説明させる問題は結構あります。

3.たしかに ― 相手の主張に一定の理解を示すときに使います。そして、その後に逆説の接続語である「しかし」あるいは「けれども」を使って自分の意見を述べるのです。

相手の意見に触れる、というのは大事です。一方的に、わたしはこう思う、わたしはこう思う、と主張したら自分の意見を受け入れてもらえなくなります。

あなたの意見はもっともだ、と理解を示されれば相手も嫌な気持ちにはなりません。書く技術とは、あたかも心を開いて読み手と実りのある対話をするような技術だと言えます。

書く技術とは相手をやっつける技術ではありません。古(いにしえ)の賢人たるソクラテスは相手をやっつける技術を忌み嫌いました。プラトンの著書にさように記してあります。

ちなみに、ソクラテスは一行も物を書かなかった人です。彼が書いた本などありはしません。弟子のプラトンが書いた著作に師匠であるソクラテスが登場するのです。

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