天白区平針駅前にある国語専門塾の塾長雑感(13)

今日は祝日ですが受験生が休んでいいのは入試が終わってからです。

9月10日は、わたしの誕生日であった。誕生日の日中、わたしは某市をバイクで彷徨(ほうこう)していた。何となれば某市で訪問指導コースの無料体験授業があったからだ。

地図を見ても分からない。それゆえコンビニの店員に尋ねてみたが全く要領を得ない。腕時計を見ると体験授業の開始時間が迫っている。そうこうしているうちに開始時間を過ぎてしまった。

電話をせねばと思ってスマホを取り出したが電話のかけ方が分からない。実はスマホから電話をかけたことが、この時まで皆無であった。かける時はいつも料金の安い固定電話を使っていたからだ。

通行人に訊いて電話のかけ方が分かった。結局、保護者の方から誰でもわかる目印を教えてもらい自動車で先導してもらった。わたしは自分で自分を恥ずかしく思った。不覚である。無様である。

無様な醜態を晒したにもかかわらず後日、体験授業を受けたご家庭から既述のコースの受講を決める旨のメールが送られてきた。わたしにとって最高の誕生日プレゼントになった。

先週、当塾にお問い合わせのお電話がかかってきた。電話をかけてくださった保護者の方は当塾の「土曜過去問特訓講座Lite」に興味を示されていた。こういう反響もあるのだ、と少し胸が熱くなった。

無料体験授業を希望されたので日程を決めて来塾することを約束して受話器をおいた。この方は県外の方で自動車で来塾してくださるのだという。誠に塾講師冥利に尽きる。

塾経営は本の文章や先輩の助言どおりのことが概ね正解であるが例外もあることが判る。これは実際に塾を経営していると理解できる。但し、これまで先輩の助言に多く助けられてきたことには感謝している。

風立ちぬ、今は秋、と松田聖子の歌の歌詞にあるが受験生は今の時季に本格的な志望校の過去問演習を始めるようだ。今の時季、受験生なら誰であれ皆、真剣に勉強に取り組むのだ。

塾生よ、特に受験生の塾生よ、入試まで待ったなしだ。頑張るなら今だ。志望校合格のために一番、努力しなければならないのは今だ。今だけ頑張ろう。今を頑張る者の将来は明るい。

秋から過去問演習を始めるのは遅すぎる、と当塾は春から再三再四、警鐘を鳴らしてきたが、この考え方に共鳴してくださったのは一握りのご家庭だけだ。残念であるし、いいようもなく悲しい。

当塾は祝日だからといって休んではいない。今朝も当塾に来て受験生が過去問演習に取り組んでいる。来春にはぜひ塾生の笑顔が見たい。そのために当塾は、そもそも祝日を休みとはせずに指導している。

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