名古屋UP国語塾の小テスト
わたしは家庭教師時代から授業冒頭に小テストを実施していました。それは科目を問わずに実施していました。国語はもちろん、英語も小テストを行っていました。
国語は文法や慣用句などについて過去問から良問と思われる問題をピックアップして作成していました。
生徒の反応を見ると漢字の書き取りには辟易(へきえき)しているようでした。普段から学校の授業で徹底的に叩き込まれているように見受けられました。
ですから漢字の書き取りをメインにした問題は、あえて出さないようにしました。出しても全体の10パーセントから20パーセントくらいです。
英語は過去問を意識せずに基本的な英単語や英熟語を出しました。必ず覚えておかないといけない教科書に載っているレベルの知識です。英語が苦手なお子様は基本的な知識をないがしろにしている場合が多いからです。
英語にしろ国語にしろ小テストを実施して間違えた問題は教師が控えを取って次回の小テストで必ず出題しました。正答するまで何度でも出しました。また生徒にもそう伝えました。
いずれの科目も小テストは全部で10問、出しました。時間にして解くのに5分もかからなかったように思います。小テスト作成には結構、時間を取られますが。
国語の場合は、すでに記しましたように過去問から出題するのですが時にわざと学校名を出すこともあります。例えば問題の最後に【東海中】などと記すわけです。
そうすると、ほとんどの生徒は張り切って解いてくれます。以上のような小テストは学年を問わず好評だったので当塾でも授業冒頭に実施していきます。
小テストは早いうちから過去問を意識してもらう、という意図もあります。小テストで出題するのは過去問のほんの一部に過ぎませんが「過去問て、こういうふうなんだあ」と実感してほしいのです。
わたしも「できなかったの?それは過去問だから簡単ではないよ」などと煽(あお)ります。やる気を出してほしいからです。はやく自覚を持ってほしいからです。