ウォーキング

ウォーキングの最中は自分の内なる声に静かに耳を澄ますべきです。

最近、健康のためにウォーキングをしている人達が沢山います。朝早く近所の公園や川辺などでウォーキングをしている人達を見つけるのはさほど困難ではありません。

ウォーキングは今や一般にかなり認知されている健康法です。ウォーキングは肉体的な効用が認められていますが精神面での効用というのもあると思います。

ウォーキングをしている時に心の中に色々な想念が浮かび上がってきます。愉快な想念もあればそうでないものもあります。

ウォーキング中に頭の中で様々なアイデアも浮かびます。何より自分と向き合う時間が持てて、とても意義深いです。

現代人は滅多なことでは自分自身と真摯(しんし)に対峙(たいじ)しようとしません。多忙で時間がとれない、という事情もあるのでしょう。

しかし、自己と向き合う心の安静時間を一日の中で何としても確保するべきです。とりわけ、一日の初めに心の安静時間をとるべきです。そうすれば、その日一日に対する覚悟ができます。

したがって、ウォーキングの最中は携帯音楽プレイヤーなどを聴いたりするはなく、むしろ自分の内なる声に静かに耳を澄ますべきです。

孤独な時間をあえて作り、心穏やかに自分と語り合う余裕があればイライラすることなく愉快に一日を過ごすことができます。

京都市には、あの西田幾多郎が歩いて思索した、とされる「哲学の道」があることは、あまりにも有名ですが歩くことにより人は色々なことを考えさせられます。

思索するのは机に向って座っている時ばかりではありません。むしろ歩いている時や風呂に入っている時、あるいは車やバイクを運転している時などに脳は活発に働くのだと思います。

思うに趣味のバイクに乗っている時間も心の安静時間に含まれます。バイクを運転している時、様々な思いを巡らしています。

バイクで疾走している時は孤独な内省をする意義深い時間なのです。今年のゴールデンウィークはツーリングを断念しましたが機会があればまたバイクで遠くへ出かけたいです。

閑話休題。トレーニング・ジムに通うお金のある人間にとってはジムの提供するトレーニングのコンテンツは効率的でよいかもしれませんが、お金がない人にはウォーキングがお勧めです。

何といってもロハであるし肉体、精神両方の健康維持に効果があります。読者諸賢も今日から挑戦してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

未明と純喫茶