ボールペン勉強法・小学生編
今回はボールペン勉強法の続編を書きたい、と思います。何となればウェブ上で件の勉強法の記事がそれなりにあり、検索している人もそれなりにいることが判ったからです。
どうやらボールペン勉強法はわたしのオリジナルの勉強法でもなく色々な記事が書かれていました。ただ、わたしは、それらの記事とは違う切り口で述べたい、と思います。今回は小学生編を記します。
わたしが件の勉強法を思いついたのは昔、司法試験の勉強をしていたからです。司法試験の論文式試験はボールペンで記さねばなりません。それを応用した勉強法がボールペン勉強法なのです。
現在わたしは小中学生を対象に国語の専門塾を立ち上げて生徒諸君に教えています。何としても塾生の成績を上げねばなりません。実績をつくらねばなりません。
悪いことは駄目ですが成績を上げるためなら、あらゆる手段を講じたい、と考えております。そのひとつが、わたしのいうボールペン勉強法です。
件の勉強法はとりわけ中学受験の国語の成績を上げるのに効果があるのではないか、なかんずく記述問題対策に覿面(てきめん)に効果を現すのではないか、と考えています。
経験上、小学生の皆さんは勉強して日が浅いためか自分の間違いをすぐに消してしまいがちです。消した上で模範解答を写して満足しているのですが、それでは意味がありません。
間違いは必ず残すべきです。そして自分の解答には何が足りなかったのか正解と比較して十分に考えてほしいのです。そのためにボールペンで答えを書いて間違いを可視化するのです。
ボールペンで書けば鉛筆とは異なり消しゴムで消すことはできなくなります。つまり強制的に自分の解答を残すことになります。自分の解答を嫌でも目にすることになるのです。
以上がわたしの提唱するボールペン勉強法の骨子です。何とも単純で読者諸賢は拍子抜けしたのではありますまいか。然り、ボールペン勉強法はシンプルなのです。
件の勉強方法は思い立ったらすぐ始められる優れた勉強法です。わたしの授業にも少しずつこの勉強法を取り入れていきたい、と考えています。
ここまでのことからボールペン勉強法は単なる思いつきでも、いい加減な勉強法でも、ないことが理解していただけた、と思います。
件の勉強法は塾の専売特許ではなく、誰にも開かれた勉強法です。ボールペン勉強法で国語の実力、なかんずく記述問題の実力を上げていこうではありませんか。