生きているかぎり記憶に残る最高のプレゼントをあなたのお子さまにも受け取っていただきたいのです
昨晩、当塾の訪問指導コースの塾生宅にバイクで行って授業を終えた後、保護者であるお母さまと玄関で少し立ち話をしました。
授業に伺ったお宅のお子さまは小学生です。来月は入試を控えた受験生でもあります。立ち話の際お母さまは中学受験を終えても勉強を見てもらいたい旨のことをおっしゃいました。
この言葉はすこぶる嬉しかったです。まだ受験の結果が出ていない今さような言葉を頂戴できるとは嬉しい限りです。当世風に記せば、めっちゃ嬉しかったです。
何となれば、これまで倦まず弛まず指導を続けて来て、その努力が認められたのですから。それも受験前の今の時季にさような言葉を頂けたのですから。
そうであるならば何としても受験の結果をよい結果にせねばなりません。そのために今まで生徒は努力を重ねてきたのですから。そして、ご家庭は授業料を支払ってくださったのですから。
塾講師として授業を継続して受けてくれることほど嬉しいことはありません。そのためには一回一回の授業が真剣勝負です。その姿勢が評価された、と記すのは単なる自惚れでしょうか。
嬉しいのは、もちろんなのですが一層、熱心に指導して志望校に受からせねば、とも思いました。気持ちを引き締め直して、この年末年始の指導に当たらねばなりません。
昨晩は住まいに帰っても嬉しくてうれしくて感謝感激でした。塾稼業を続けて来てよかった、と心底思いました。
熱心に、愚直に、誠実に仕事に邁進(まいしん)していると突然、思わぬご褒美を頂戴することがあり得るのです。然り、あり得るのです。
入試まであと僅かです。ひとりの塾講師として、わたしは塾生が志望校に合格することを心より願わずにはいられません。
折しも今日はクリスマス・イブで明日はクリスマスです。子どもたちはプレゼントを愉しみしています。そして銘々がプレゼントを手にすることでしょう。
塾が塾生にあげられる贈り物は志望校合格という形のないものです。包装紙に包んで手渡しすることはできません。しかし子どもにとっては最高のギフトである、とわたしは考えます。
クリスマス・プレゼントよりも嬉しい志望校合格の喜びを味わってもらいたい、と願って、わたしは今日も授業で生徒たちと対峙(たいじ)するのです。