大手塾の言いなりになるな～ダブルスクールのすすめ～

ご承知のとおり大手塾では入塾テストがあります。入塾できるか否かは、お子さまの学力次第となります。けれども、お子さまの志望校は考慮されません。

ここに大手塾の危うさが潜んでいます。実は大手塾は合格者数こそ多いですが難関校の合格率は高くないのです。今後、塾を評価する際には合格率に注目してください。

言うまでもなく合格者数より合格率で見た方が、その塾の実力を正しく見極めることができます。繰り返します。合格者数ではなく合格率の方が大事です。

大手塾の大前提として授業は集団授業で行われます。そのときの授業は生徒のどの層に向けてなされるのか。もちろん東海中、南山中女子部、滝中などの難関校を狙う層です。

然り、授業や教材のレベルは東海中などの最難関校に照準を合わせているのです。最も難しい学校にレベルを合わせれば、どんな入試にも対応できるという考え方なのです。

大手塾は上位５％向けのハイレベルな授業を行います。そうすることで大は小を兼ねる、ではないですが上位２０％の層の生徒の成績が上がるのです。

そして上位２０％の生徒諸君が入試でよい成果を上げることにより生徒募集の際、その合格実績がいい宣伝材料になり中学受験を考えている保護者の方にアピールできるのです。

誤解を恐れずに申しますと合格実績は上位２０％の生徒でつくり残りの８０％の生徒で塾の収益を上げる、というのが大手塾の経営手法ではないでしょうか。

わたしは大手塾を否定しているわけでは決してありません。大手塾の言いなりになってはいけない、ということを述べたいのです。大手塾の言うことを鵜吞みにしてほしくないのです。

大手塾には膨大な量のデータと培ってきた様々なノウハウがあります。これは大手塾の強みだと考えます。事実、当塾の塾生も大手塾に通っています。

塾生のほとんどが大手塾に通いながら当塾にも通っています。いわゆるダブルスクールです。お子さまを大手塾の上位２０％圏内に入れたい、というのが保護者各位の切実な希望です。

当塾は国語に特化した国語専門塾です。生徒諸君の国語の成績を上げて大手塾でいい地歩を固めてもらうべく今日もいい授業を目指して鋭意、努力する次第です。